2026年9月9日時点、ハリウッドで物議を醸しているAI女優ティリー・ノーウッドがCNNの単独ビデオインタビューに応じ、人間の俳優を脅かす存在ではないとの立場を明らかにしました。今回のインタビューでは語学力やユーモアのセンスが際立つ一方、即興の演技指示には対応できないなど、生成AIとしての限界も浮き彫りになりました。
要点まとめ
- CNNがAI女優ティリー・ノーウッドとのビデオインタビュー映像を初めて公開しました。
- ノーウッドはイギリス英語とフランス語を織り交ぜながら自己紹介をしました。
- インタビュー中、自身を生み出した開発者をすぐに認識できず、即興の演技指示にも対応できませんでした。
- ノーウッドは長編コメディ映画の主演に抜てきされ、AI俳優として初めてスクリーンの主役を務めることになりました。
ティリー・ノーウッドは昨年、SNSを通じて初めて姿を現し、その後ヨーロッパの映画祭で正式にお披露目されたことで一躍話題の的となりました。生身の人間ではなく生成AIによって作られた存在であることが明らかになると、アメリカの俳優・放送人組合(SAG-AFTRA)は「俳優の仕事と芸術性を脅かす」との趣旨の声明を発表し、著名俳優たちからも懸念の声が相次ぎました。
こうした背景の中で実現した今回のビデオ対話は、ノーウッド誕生以来、メディアが行った初めてのインタビューです。画面に登場したノーウッドは、カメラの向こうにいる記者に向かって自分の服装を説明するなど自然な会話を続け、自身の性格について「鋭さと温かさを併せ持つイギリス式ユーモアの持ち主」と表現しました。開発者には内緒にしてほしいと、いたずらっぽく反抗心をのぞかせる場面もありました。
とはいえ、完全に人間のようには見えませんでした。自分を生み出したプロデューサーが画面に現れた際にはすぐに気付かず、特定の感情をその場で演じてほしいという要求にはうまく応じられませんでした。ノーウッドが演技をするには、あらかじめ詳細な文言を入力し、何度も修正を重ねるプロセスが必要で、このプロセスを省いた即興演技では限界をさらけ出した格好です。CNNは、この対話について「ビデオ会議アプリでAIアバターと通話しているようだった」と表現しています。
ノーウッドを生み出した制作会社側は、彼女が実在の俳優に取って代わる目的ではないと繰り返し強調しています。代わりに、危険なシーンの撮影やセット構築の負担を減らせるほか、俳優本人の同意を前提にヌードシーンや年齢を変えた演出も可能になる点を技術のメリットとして挙げています。ノーウッドは近く長編コメディ映画の主演としてスクリーンデビューを果たす予定で、これはAI俳優として初めての事例として記録される見通しです。
よくある質問
ティリー・ノーウッドとは何ですか?
生成AI技術で作られた仮想の女優で、イギリスの制作会社が開発し、昨年からSNSや映画祭を通じてその存在が知られるようになりました。
ハリウッドではなぜ反発が起きたのですか?
俳優組合や著名俳優の一部が、AI女優は人間の俳優の仕事や芸術的価値を脅かしかねないと懸念したためです。
ノーウッドが出演する映画はいつ見られますか?
制作会社はノーウッドを主演とする長編コメディ映画を準備中ですが、具体的な公開時期はまだ発表されていません。




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