2026年8月16日時点、米国レコーディング・アカデミーは、BTS(防弾少年団)がグラミー賞ボイコットを表明してから約2週間で、新設予定だった「アジアンポップ」部門を見直す可能性を示しました。アカデミーのハーヴィー・メイソン・ジュニアCEOは声明で、一部アーティストがこの部門に不満を抱いていることを認め、改善に取り組む考えを示しました。BTSは同部門の新設がK-POPを主要部門から遠ざけかねないとの懸念から、来年の授賞式に新作アルバムをエントリーしない方針をすでに明らかにしています。
要点まとめ
- レコーディング・アカデミーのハーヴィー・メイソン・ジュニアCEOが声明を発表し、アジアンポップ部門を見直す可能性に言及した。
- アカデミーは6月、アジア圏のポップミュージックを対象とする新部門の新設を発表しており、K-POP・J-POP・C-POPなどが対象となる。
- BTSはこの部門新設に反発し、次回授賞式に新作アルバムをエントリーしないと表明した。
- アカデミーはK-POP・J-POP・C-POP・インド音楽の関係者と面談を重ねており、理事会やノミネート委員会での協議も進めている。
レコーディング・アカデミーは今年6月、アジア圏のポップミュージックに特化した新たな授賞部門を新設すると予告しました。韓国語や日本語、中国語などアジア圏の言語で制作された楽曲が対象で、K-POP・J-POP・C-POPを幅広く包含する狙いでした。しかし発表直後から音楽業界の一部では、世界的な影響力を強めてきたK-POPをあえて別ジャンルとして切り分けることで、アルバム賞やレコード・オブ・ザ・イヤーといった主要部門での競争から遠ざけてしまうのではないかとの指摘が上がっていました。
こうした空気の中、BTSは3作目の正規アルバム以来となる新作について、今回の授賞サイクルにはエントリーしないと発表しました。グループ側は具体的な理由を明かさなかったものの、音楽が地域や言語という枠に縛られず、音楽そのものとして受け止められてほしいという趣旨のコメントを残しました。ただそのタイミングから、新設予定のアジアンポップ部門を意識した決定だとする見方が業界内外で広がりました。
論争が続く中、アカデミーを率いるハーヴィー・メイソン・ジュニアCEOは先ごろ公開した声明で、一部のクリエイターが新部門を自身の音楽性にそぐわないと感じていることを認識していると述べました。自身も音楽制作に携わってきた立場として、そうした反応を重く受け止めているとし、授賞式全体で100を超える部門を運営してきた中で、今回を機に運営方法を改めて見直す考えを示しました。
アカデミー関係者はここ数週間、K-POP・J-POP・C-POP・インドのポピュラー音楽を代表するアーティストやレコード会社、マネジメント事務所と相次いで接触してきたと伝えられています。全理事会や候補選定を担う委員会を招集し、新部門の設計プロセス自体を改めて協議する案も検討されていると海外メディアは報じています。次回の授賞式は2025年8月末から2026年8月末の間に発表された作品を対象に来年初めに開催される予定で、見直し議論の結論がいつ示されるかが注目されています。
よくある質問
「アジアンポップ」部門とは具体的に何か?
レコーディング・アカデミーが今年6月に新設を予告した授賞部門で、1つ以上のアジア圏の言語で制作された音楽が対象です。K-POP、J-POP、C-POPなどが含まれる予定でした。
BTSはなぜ今回の授賞式への参加を見送ったのか?
グループ側は具体的な理由を明らかにしていませんが、音楽が地域や言語で区分されないでほしいという趣旨のコメントを残しています。業界では新設予定のアジアンポップ部門への反発と受け止められています。
アカデミーは実際に部門を廃止するのか?
まだ確定した決定ではありません。CEOは見直しの可能性に言及しており、K-POP・J-POP・C-POP・インド音楽関係者や理事会、候補選定委員会での協議を経て、今後の方向性が決まる見通しです。





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