2026年8月20日時点、トランプ米大統領は韓国がホルムズ海峡への支援要請を辞退したことについて、2日連続で不満をあらわにしている。同氏は韓国が原油輸入の6割をこの海峡経由に依存していると主張し、李在明大統領はSNSを通じて実質的な貢献策を引き続き協議していく方針を改めて示した。
要点まとめ
- 米国時間19日、トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に対し、韓国がホルムズ海峡への支援要請を断ったことに落胆した旨を改めて語った。
- 同氏は韓国が原油輸入の約6割をこの海峡経由で調達していると主張し、発言の根拠とした。
- 同日、李在明大統領は自身のSNSアカウントに、韓国政府が法と政策の許す範囲で実質的な貢献策を米国と協議し続けてきたとの立場を投稿した。
- 同日午前には別途、北朝鮮が威力のある核兵器を57発保有していると言及し、年内に金正恩国務委員長との会談を推進する意向を示した。
韓国がホルムズ海峡への艦艇派遣という米国側の要請を受け入れなかった問題が、再び取り沙汰されている。米国時間19日、トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に対し、韓国の拒否を聞いたときは気分が良くなかったと述べた。これは李在明大統領との電話内容を公開し不快感をにじませてから2日後の発言で、同氏は韓国が原油輸入のかなりの部分をこの海峡経由で調達している点を根拠に挙げた。
李大統領は同日、自身のSNSアカウントに投稿して対応した。韓国政府がこれまで国際社会とともに同海域の航行環境を正常化する取り組みに力を貸す意向を繰り返し示してきたことを改めて強調し、国内の法と政策が許す範囲で実質的な貢献策を米国側と引き続き協議していくと付け加えた。あわせて、近くアメリカでトランプ大統領と再会することを期待すると伝えた。
同日の会話でトランプ大統領は、金正恩国務委員長との関係についても言及した。金委員長が歴代大統領とは違い自分とは友好的な関係を築いていると述べる一方、そうした関係の中で米国が北朝鮮を標的とした大規模な合同軍事演習を続けている状況は気に入らなかったと明らかにした。続けて、自身の残り任期中には大きな危機はないとみていると付け加えた。ただ、金委員長との関係修復の目標が今も非核化なのかを問われると、具体的な回答は避けた。
これに先立ち同日午前の別の発言では、トランプ大統領が北朝鮮は威力のある核兵器を57発保有していると言及し、年内に金委員長と会談する意向をにじませた。北朝鮮の保有核兵器数を具体的に明らかにしたのはこれが初めてで、これまで完全な非核化を公式目標に掲げてきた米国の従来の立場とは矛盾するとの見方が出ている。トランプ大統領は第1次政権時代にも金委員長と3回会談したが目立った成果は出せず、北朝鮮は米国が核保有国としての地位を認めなければ対話に応じられないとの立場を崩していない。
よくある質問
ホルムズ海峡はなぜ韓国にとって重要なのか?
ペルシャ湾で産出された原油が通過する主要な海上輸送路で、トランプ大統領は韓国が原油輸入の6割ほどをこの航路に依存していると主張した。
韓国は米国の派兵要請にどう対応したのか?
艦艇派遣を含む要請をそのまま受け入れることはせず、法と政策の許す範囲で実質的な貢献策を米国と引き続き協議していく立場を示した。
北朝鮮の核兵器57発発言はなぜ注目されているのか?
米国はこれまで公式には北朝鮮の完全な非核化を目標に掲げてきたが、保有数を具体的に言及したことで事実上核保有国と認めたのではないかとの解釈が出ているためだ。
































