2026年10月15日時点で、ネットフリックスは世界の社員の6%にあたる約1,000人を削減することが明らかになりました。2022年以降で最大規模の人員調整で、売上の伸びの鈍化と視聴時間の減少が背景にあるとみられています。
要点まとめ
- ネットフリックスは米国時間の水曜日、全社員の約6%、およそ1,000人を削減する計画を社員に伝えました。
- 主な対象は人事・法務部門と、プロダクト開発・技術部門と報じられています。
- 今年4~6月期の売上高は前年同期比13.4%増となりましたが、市場予想をわずかに下回りました。
- 同社は20日に四半期決算を発表する予定で、経営陣は通期見通しの達成に問題はないとの姿勢です。
ウォール・ストリート・ジャーナルをはじめとする米メディアは、ネットフリックスが現地時間の水曜日、世界の社員のうち約1,000人と別れる決断をしたと伝えました。共同CEOのグレッグ・ピーターズ氏とテッド・サランドス氏は同日朝、社内向けにメールを送信。会社のミッションを果たすには、人材やリソースをどこに優先して振り向けるかを冷静に見極める必要がある、という趣旨でした。人事、法務、プロダクト開発、技術の各部門が主な対象と伝えられています。
経営陣は同じメッセージのなかで、事業は堅調に成長しており、今年の目標達成にも支障はないと強調しました。今回の発表は、四半期決算の公表を約1週間後に控えたタイミングです。ネットフリックスは7月、4~6月期の売上高が約126億ドルで前年比13.4%増だったと発表しましたが、これは市場予想をわずかに下回る水準でした。7~9月期の売上高は129億ドル前後と見込んでいます。
背景には、視聴時間とシェアをめぐる競争があります。米国内の解約率は業界でも最も低い部類ですが、YouTubeなどの無料プラットフォームに視聴時間を奪われ、ユーザーの利用度が弱まっているとの指摘が出ています。ネットフリックスはライブチャンネルや他サービスとのセット商品、動画ポッドキャスト、YouTubeクリエイターのコンテンツ、スポーツやイベントのライブ配信などで、滞在時間の拡大を図ってきました。広告付きプランやゲームも、月額料金以外の収益源として育てている事業です。調査会社イーマーケターのアナリストは、サブスクリプション型のモデルは限界に近づいているものの、それに代わる大きな収益源はまだ見えていないと分析しています。
同社が大規模な人員調整に踏み切るのは、会員数の減少が大きな打撃となった2022年以来です。当時は2回に分けて約450人が会社を去りました。昨年末の従業員数は約1万6,000人で、今回の規模はそのときの2倍を超えます。株価も重荷です。一部の報道は直近1年で40%超下落したと伝え、別の報道は今年に入ってから25%前後下がったとしています。起点となる時期が異なるため、数字に差があります。
よくある質問
ネットフリックスは今回、何人を削減するのですか?
全社員の約6%、およそ1,000人です。昨年末時点の従業員数は約1万6,000人で、2022年以降で最大規模の人員調整となります。
どの部門が影響を受けますか?
報道によると、人事・法務とプロダクト開発・技術の各部門が中心です。コンテンツ制作部門に関する具体的な説明は、現時点では出ていません。
次に確認すべき日程は何ですか?
ネットフリックスは20日に四半期決算を発表する予定です。売上の伸び率、ユーザーの利用度、広告付きプランの成果が、今後の方向性を占う主な指標として挙げられています。






コメントを残す